旬感・千年北海道

青函トンネルを抜けて広がる、北の9都な物語

『旧檜山爾志郡役所』のマニアックポイントとは

『旧檜山爾志郡役所』のマニアックポイントとは

【訪問日2013/6/11】
江差町で唯一、有形文化財で中を見られる建物です。洋風造りで、外観もひと際目立つ緑色がおしゃれ。中に入ると、まずは郡役所の役割・歴史がわかる解説があります。北海道は広いから役所も一つじゃ足りなくて、地区ごとにあったんですって。それでも現存しているのはここだけ!!しかもつい20年程前まで江差町役場として使っていたそう。おしゃれな職場ですね~。ここに毎日通えるなんて贅沢!?と思いきや、かなり寒かったそう。防寒のために壁紙を何重にも重ねていたそうで、保存修理中に壁紙をはがしていったら、下からおしゃれな洋風の壁紙が出てきたんですって。不思議な絵柄の壁紙もたくさんあり、なんと桃太郎がいたりします。これは、当時、日本の職人さんたちが洋風に仕上げるために洋風建築を見よう見真似で再現した結果で、純洋風では無い不思議な箇所が所々できたんだそうです。細かい部分をじっくり見なくちゃいけない施設ですよ。

私のお気に入りは、役所前に立つ松の木「嘆きの松」。土方歳三が開陽丸の座礁を嘆いてこの木を叩いたそう。私も土方歳三の気持ちを思いながら松を叩き、海をしみじみ眺めてきました。

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