奥尻島 江差/上ノ国~木古内からの旅 TOP > 上ノ国でやりたいこと BEST 5
住民に愛されるほほえみの円空仏にふれる
実際に目の前で見るとすごく大きい円空仏、さわることもできる。
 上ノ国町内の住宅地にとけ込むように建つ「上ノ国観音堂」。ここには道内最大、146.6cmの円空作・十一面観音立像があり、今も地域住民の保存会によって大切にされています。円空とは、江戸前期に存在した彫刻僧。北海道へは1666年ごろ渡り、仏像を刻んでは置いていったそう。ここにある円空仏は明治4年、廃棄される難を逃れ、地域の人によってお堂が建てられて以来ずっと大切に祀られてきたもの。実際にふれることもでき、目に見えぬパワーをもらうことができるかも。
道内最古!の「民家・寺・神社」を巡る
写真は「上ノ國八幡宮」、お寺のような拝殿が特徴
 15世紀頃、道南の日本海側は「上ノ国」と、太平洋側は「下ノ国」と呼ばれていました。「中世の北海道発祥の地」ともいえる上ノ国では「道内最古」と言われる建物を見ることができます。民家では「旧笹浪家住宅」が1800年代前期の建築。お寺では「上國寺」が1758年。神社では「上ノ國八幡宮」が1699年と推定される貴重な建物が並んでいます。道内では数少ない中世~近世の文化を伝える建物。風雪に耐えてきた威厳と風格を持ち合わせた建物は、心して見学したい。
3種の湯温で長湯〜秘湯でゆったりする
2本の源泉を利用、床の赤茶色の造形はみごと
 上ノ国の市街地から山の中へ16キロ。秘湯の趣きを求めて、遠方からもわざわざ人が訪れる温泉「湯ノ岱(ゆのたい)温泉」があります。正式名は「上ノ国町国民温泉保養センター」。
 道内では珍しい炭酸泉の温泉で、源泉かけ流し。浴槽は3つあり、それぞれに温度が違います。低温・中温・高温と好みにあわせて長湯が楽しめます。
日本海を見渡す道の駅で絶景ランチ
こんな絶景を眺めながらのランチはいかがでしょう?
 某旅行雑誌で「道の駅カンドウ絶景部門」の金賞を獲得した「道の駅もんじゅ」のレストラン。ガラス張りの店内からは日本海が一望!。メニューは、地場産の高級魚であるヒラメをおしげもなく天ぷらにした「てっくい天丼」や「フルーツポーク丼」、「夷王山Wカレー」などが味わえます。館内では、地場産の野菜・フルーツや水産加工品なども販売され、じっくり滞在したい道の駅。名前の由来は、前浜の岩が文殊菩薩に似ていることや知恵を育むことを願い名付けられました。
500年前の天空都市跡をガイドウォーク
北方交易の拠点として栄えた勝山館の跡
歩いてすぐの夷王山(標高159.1m)は中腹に当時の墳墓が点在し、山頂には神社もあります
 松前藩の祖である武将・武田信廣が戦乱の室町時代1470年ごろに築いた山城が「勝山館」。16世紀末ごろまで日本海側での、政治・軍事・交易の一大拠点であったと考えられています。発掘調査で当時の建物跡が見つかり、ガイダンス施設では高台にあった“まち”の様子を1/200の模型で見ることができます。地元の歴史ガイドさんから解説を聞きながら登ると、歴史のイマジネーションにわくわく!時を越えた想像の世界に想いを馳せたいガイドウォークです。

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