旬感・千年北海道

青函トンネルを抜けて広がる、北の9都な物語

『江差追分会館』で本場の追分を体感

『江差追分会館』で本場の追分を体感

【訪問日2013/6/12】
江差追分全国大会第6回の優勝者である追分の師、青坂師匠に江差追分を教えて頂きました。
まずは江差追分の歴史から始まり、青坂師匠の生い立ちをお話してくださいました。
青坂師匠は漁師の町に生まれ、小さい頃から船着場で遊んでいたそう。そこで大人たちが唄っているのに憧れて自分も見よう見真似で唄っていたのだけれども何かが違ったそう。違いが分かったのは働くようになってから。江差追分は江差に出稼ぎに来た人たちが色んな想いを込めて唄った唄。もちろん江差でたくさんお金を稼いで帰る人もいたけど、思うようにお金を持って帰ることができない人もいたそう。そんな想いを込めた唄が江差追分。青坂師匠は「情念の唄」と言って心で唄うようになったそうです。
心で唄うとは奥が深いと思っていると、「じゃあ一緒に唄ってみるが」と師匠の一言。とまどいながらも、師匠の「上手でなくていい、心で唄うんだ」というお言葉にのり、唄ってみました。
「かも~めぇ~」えぇ~~一節で息を吸ってはいけないのに、一息の中で「すくい」や「あがり」を表現しなくてはならないことの難しいこと。さすが民謡の王様ですね。聴くだけで難しい唄だと思っていたけど、江差追分の歴史的背景を知ったり、実際に声をだしてみると江差追分のすごさが分かりますよ。江差追分の魅力を知るなら江差追分会館へ。

紹介ページはこちら

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