旬感・千年北海道

青函トンネルを抜けて広がる、北の9都な物語

『鮪の岬』は天然記念物の岬だったんですね

『鮪の岬』は天然記念物の岬だったんですね

【訪問日:2013/12/2】
鮪の岬に行ってきました。マグロではなく「シビのさき」と読みます。ちょうど岬を一望できる所に駐車場があり車を停めて降りて見ると、たしかにマグロが寝ているよう!引き寄せられるように、ウロコにも見える岩肌に近づくと何とも言えない奇妙な地層。さすが天然記念物に指定された岬です。鮪の岬には「灯台になった八助じいさん」の伝説が。八助じいさんは鮪の岬の北側の漁村が蚊柱村(かばしらむら)と呼ばれていた頃、漁師たちが無事に帰ってこられるようにと岬で提灯を持ち、灯台の役目をしてくれていました。ある吹雪の日、漁師たちがいつものように漁を無事に終え、灯りを頼りに帰ってくると、八助じいさんはちょうちんを握りしめたまま寒さで亡くなっていたそうです。日本海の強風はとても身にしみますが、心が温まるお話ですね。鮪の岬の上は「鮪の岬公園」になっていて、春には桜など綺麗な花が咲き乱れるそう。冬の厳しい岬と春の優しい岬、色んな風景が見られる場所ですね。

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