旬感・千年北海道

青函トンネルを抜けて広がる、北の9都な物語

『サラキ岬』になぜ船のオブジェが?

『サラキ岬』になぜ船のオブジェが?

【訪問日2013/5/18】
チューリップの花が最盛期を迎えているサラキ岬に行って来ました。ちょうど「サラキ岬チューリップフェア」の最中で様々な色や形をしたチューリップの花が一面に広がっています。正直なところ、草花の種類には全く疎いのですが、ここの花園では品種の名前を記したミニパネルが、それぞれの花の傍に立っています。開花時の写真も付いているので、まだつぼみの状態の花が咲いたらどうなるか?、もう散ってしまった花は来年どんな風に咲くのか?、など想像することもできますね。 花園の先には帆船が鎮座しているのが見えます。さすがに原寸大ではないですが、漁船を頑張って改造した「咸臨丸」のミニチュア版です。このサラキ岬は海面近くにに岩礁が隠れている、海の難所なんだそうです。福沢諭吉を含む遣米使節団が渡米するなど、幕末に活躍した咸臨丸が明治3年にこのサラキ岬付近で座礁沈没してしまいました。岬の先端には、咸臨丸を悼むモニュメントや、碇のレプリカなどが設置されています。ここは津軽海峡全体の見晴らしが良いので、遠くは本州の下北半島まで見えます。付近の風が強いことも相まって、歴史ロマンを感じさせる情景ですね。

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