旬感・千年北海道

青函トンネルを抜けて広がる、北の9都な物語

『薬師山・萩山』は駅から直ぐの絶景スポットでした

『薬師山・萩山』は駅から直ぐの絶景スポットでした

【訪問日2012/8/18】
北海道の短い夏真っ盛りの中、薬師山と萩山に登ってきました。登り口は、願応寺墓地の裏、木古内町野球場の裏、佐女川神社の裏と3つありますが、今回は野球場裏から。中央公民館裏側にある駐車場に車を止め、野球場バックネット裏を通り過ぎると登り口の案内板がありました。いきなり登る道もありますが、まずは野球場に沿って平坦な遊歩道を進みます。このウッドチップが敷き詰められた遊歩道沿いには桜の木が植えられており、桜並木になっています。春には桜の花のトンネルをくぐるような感じになるでしょう。(※2013/5/28追記:今年は桜の開花が遅いため葉桜になっていましたが、予想通り、桜のトンネルになっていました。) 桜の木が尽きた辺りが、薬師山への本格的な上り坂のスタート地点となっています。(願応寺墓地裏の登り口がここです。) 視線の先には九十九折れの上り坂が見えます。一瞬ひるみますが、すぐに森が開ける地点まで登れちゃいます。ここまで来ると頂上まで後ほんの少しです。この開けた地点には一面芝生が生えています。ただの芝生ではなく「芝桜」で、毎年5月頃には一面がピンク色に咲き乱れます。その芝桜のすぐ上側に東屋がありました。中にはテーブルとベンチが4セットあり、日差しを避けながら休憩することができます。また東屋からは素晴らしい眺望が。左は駒ヶ岳や函館山、中央は真っ青な津軽海峡を隔てて下北半島、右は道南の秘境「矢越海岸」と大千軒の峰々を見渡せます。天気の良い日にはピクニックがおススメですね。東屋の裏側には薬師山の頂上を示す杭がありました。杭には「標高72.9m」と記載されています。道理でここまであっという間に登りきれた訳ですね。杭の奥には「薬師堂」と額がかかった小屋がありますが戸が閉まっていました。見ると、薬師堂の奥にもウッドチップの道が続いています。木々で日差しが遮られ涼しい道は多少のアップダウンはありますが、標高はほぼ変わらず、隣りの萩山頂上に到着しました。そこは広場になっており、その先には二層構造の展望台があります。展望台の階段を上りきると、津軽海峡と矢越方面が見渡せました。薬師山からの眺望と似ていますが、南の方角を見るのなら萩山の方が良いかもしれません。この先の道は松林の中の下り坂となっており、分岐が数か所ありますので、萩山の頂上で案内板を確認しておくのが良いでしょう。今回は「萩山登頂ルート」を下り、「野球場口」に出ました。ここまでのんびり歩いても1時間足らず。上り坂はたいして厳しくなく、道もウッドチップが敷き詰められて膝の負担が少ないので、景色を見ながらの散歩にもおススメです。

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