旬感・千年北海道

青函トンネルを抜けて広がる、北の9都な物語

『はこだて和牛カレー』の開発秘話を聞いて来ました

『はこだて和牛カレー』の開発秘話を聞いて来ました

【訪問日2014/6/5】
木古内町内で年間わずか200頭余りしか生産されない、希少な赤毛和牛である「はこだて和牛」を使ったレトルトカレーを新発売するということで、宿きたかいのシェフ鈴木さんにお話を伺いました。

開発のきっかけは、木古内町内の旅館「宿・きたかい」(やど・きたかい)がはこだて和牛の美味しさを伝えたいと、1年半前から町内のイベントなどで「はこだて和牛カレー」を提供し始めました。それが評判を呼び、宿きたかいの看板メニューとなりましたが、さらに各地へ広めたいとの思いから、レトルトカレーを開発することになりました。まず苦労したのが、お店の味を変えずにレトルト化することだったそうです。効率を優先すれば違う味になってしまうので、何度も試作を繰り返したそうです。その結果、お店の味を再現したレトルトが完成しました。

 ところで、商品パッケージにちょっと気になるところがありました。角の部分に「街おこし本気シリーズ」と記載されてます。この商品を地域の活性化につなげたいという、鈴木さんの熱い思いがこの部分に表れています。まずは、はこだて和牛で木古内町のことを広く知ってもらいたい。さらには、今後近隣市町の特産品とコラボすることで、カレーを通じて道南全体をアピールして行きたいのだそうです。次のシリーズがどうなるのか、とても楽しみです。

早速、自宅にあったパプリカやナスなどの素揚げを添えていただきました。食欲を掻き立てるような香り高く濃厚でスパイシーなルーと、はこだて和牛のしっかりした肉の味が感じられる、とてお美味しいカレーでした。鈴木さんからは、レトルトの中身を鍋にあけ色が濃くなるまで煮込むと、さらに美味しく食べることができるとのアドバイスも頂きました。

紹介ページはこちら

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