標高1,072mと、北海道内の1,000m級の山の中で最南に位置し、松前半島では最も高い山です。津軽海峡・日本海と海に囲まれているため風当たりが強く、本州の2,000m級の山に匹敵する高山性を備えていると言われています。森が途絶えた頂上付近からの眺望と草花は素晴らしいものがあります。 大千軒岳周辺は江戸時代初期に砂金の採掘場所だったこともあり、島原の乱で各地を追われた隠れキリシタンが採掘のために移り住みました。しかしその後のキリシタン禁令強化により106名が処刑されたという歴史があります。現在でも函館のカトリック教徒が毎年7月にこの地に訪れてミサを行っています。 登山ルートは、千軒コース(奥二股登山口)、新道コース(町境登山口)、旧道コース(町境登山口から3km松前寄り)の３ヶ所あり、コースに難度の差はありますが、どのコースからも日帰り登山が可能です。ただし、登山口までのアプローチルートが崖崩れ等で閉鎖されている場合がありますので、事前に檜山森林管理所(TEL：0139-64-3201)へお問合せするのをお勧めします。

※本ページ記載の情報は取材時点のものです。

訪問記はこちら

• 『大千軒岳』登山に挑戦！