【訪問日2017.1.24】
こちらのページでご紹介しました、2月の土日に催行される日帰りバスツアー『観光バス 旬感・千年北海道 冬の江差号・松前号』の内、江差号バージョンの事前テストに同乗してきました。参加しようかどうか迷っている方向けに、ツアーの様子をひと足早くお知らせします。
尚、今回ご紹介する内容は、2月の本ツアー催行時とは細部が異なる可能性があることをご了承願います。
△集合場所はこちら。JR函館駅の待合チェアがたくさんあるあたり。「ツインクルバス集合場所」を兼ねています。
△集合場所の目印が貼付されていました。
△乗客の皆様が集まったら函館駅の横で待機していたツアーバスに乗り込みます。出発は9:20頃です。
△今回ツアーに同行するバスガイドの細田さん。もう何年も今回巡るエリアを担当されていて、通り一遍の基本情報はもちろんのこと、経験に裏打ちされた幅広いネタをおもしろおかしくトークしてくださいます。
△まず新函館北斗駅に停車しました。ここで10:07着の新幹線はやぶさ95号でやって来るお客様と待ち合わせします。6:40に仙台駅始発となっている新幹線ですね。
ちなみに、この駅は今回のツアーの目的地ではないのですが、出発までに少し時間があったので、駅の内外を自由見学(※)することができました。上の写真は最近設置されたポスト。北斗市のご当地キャラ「ずーしーほっきー」がちょこんと座っています。(※道路の混雑状況等によっては見学できる時間が無くなる可能性があります。)
△最初の立ち寄りスポットはこちら。厚沢部町の『道の駅あっさぶ』です。厚沢部町は海に面していませんが、広大な農地を擁し農業が盛んなマチです。
△中は農産物や農産加工品が豊富です。一面が雪に埋もれる時期なのでさすがに青いものは少ないですが、旬の伏せ込みアスパラや越冬ジャガイモなどがありました。
この道の駅は、地域の農家さんたちが毎朝収穫物を持ってきてくれるので、新鮮な農産物が安価に入手できるということで評判を呼び、年々来館者数を延ばしています。
△写真を3枚連続で並べましたが、道の駅あっさぶに入館すると、直ぐに「ちょい食べ」「ちょい飲み」メニューが出てきます。「ちょい食べ」は写真2枚目の「メークインコロッケ」と「焼きイモ」。「ちょい飲み」は写真1、3枚目の焼酎「喜多里」と「黒豆茶」でした。
一発目の試食&試飲でいきなり焼酎とは驚きましたが、これぞバスツアーの醍醐味ですね。アルコールの心配が要りません。初っ端からテンションが上ります。
△こちらが試食したメークインコロッケ。もっちもちです。
実は、厚沢部町は「メークイン」品種を日本で最初に栽培した所でして、メークイン発祥の地と呼ばれています。やはり、その地域ならではのものを食べられると、旅している感が強まりますね。
△次は厚沢部町から南下して江差町へ向かいます。冬らしい寒々しい景色ですが、特徴的な「かもめ島」と「開陽丸」が見えてくると、江差までやって来た実感が湧いてきます。
△江差町内ではいくつかのプログラムがありますが、まず最初に立ち寄るのがこちら。『横山家』です。いわゆる北前船交易で栄えた網元兼商家です。築160年を超える江差でも指折りの旧家が現在も使われています。
△屋内で北前船交易や横山家の成り立ちなどをガイドしてくださるのがこちらの横山さん。その名の通り横山家の8代目当主さんなのです。
△アーケード街の通路ではありません。横山家の屋内です。意味が分からないでしょうが、その辺りは横山さんが詳しくご説明してくれることでしょう。
△横山家の見学が一通り終わったら、併設の食堂で昼食です。江差と言ったら「にしんそば」。これも北前船交易の名残ですね。
△横山家での昼食が終わったら、腹ごなしに『いにしえ街道』のまち歩きです。いにしえ街道のガイドさんが来てくれて、さあ歩くぞ!と思っていたら急に吹雪いてきました。さすがに寒いですが、これこそが「冬の情景」でしょう! でも本番のツアーでは十分以上に暖かい服装にするのが吉です。
△いにしえ街道まち歩きの最初の立ち寄り地点は「姥神大神宮」。江差がニシン漁で繁栄を極めた元となる逸話が伝わっており、ガイドさんが丁寧に説明してくれました。
△姥神大神宮を出たところでサプライズが! 道南一帯に伝わる「松前神楽」の獅子舞が登場して、ツアー参加者達の頭を噛んでくれました。ご利益を授かりましたね。
△いにしえ街道には特徴的な旧家が点在しており、ガイドさんが時折立ち止まって解説してくれます。
ここは昔ながらの自転車店だったお家。中にはかなりレトロな自転車などがありましたが、実物は本番でどうぞ。
△続いて大正モダン的な外観のお店に入っていきます。
△ここは江差で手作りしている工芸品などを販売している、「木どりや カンナヅキ」というショップでした。地元木材を使ったかわいい木工品などが並んでいます。2枚目の銅製の折り鶴は、木工品ではないですが、同行していた外国人さんが早速購入されていましたね。
△レジで精算するのにそろばんが出てきたのにビックリ! 店舗外観と同じくレトロへのこだわりでしょうか。
いにしえ街道のまち歩きはここで終了。ツアーの進行状況によっては、臨機応変に立ち寄り箇所が変わることもあるかもしれませんね。それだけいにしえ街道には魅力的な建物などがあちこちにありますから。
また、ツアーの本番となる2月にはこの「いにしえ街道」の各店舗や各民家の軒先で雛人形が飾りだされる「江差・北前のひな語り」というイベントが2/4~3/20に開催されます。まさにツアー本番と重なりますね。厳しい寒さの中でまち歩きをしても、あちこちに見受けられる雛人形でほっこりとできることでしょう。
道南西部9町の内、日本海側となる檜山エリアの魅力をギュッとまとめたツアーだけあって、ここまでいくつも紹介してもまだ全行程の半分くらいです。さすがに1ページが長くなり過ぎるので前後編に分けます。