間もなく、"道南西部9町"エリアの一つ、江差町で「北海道最古」といわれる伝統神事『姥神大神宮渡御祭渡御祭』(うばがみだいじんぐう とぎょさい)が始まります。毎年8月9日から11日の3日間です。
その長い歴史はもちろんのこと、木古内駅を拠点とする"道南西部9町"エリア、いや"みなみ北海道"エリア全域を見回しても、ここまで熱狂的に盛り上がるお祭りはなかなかないのではないでしょうか。
その熱狂さを表すものとしては、江差町を離れて遠方で就職した若者が、この祭りに参加したくて仕事を辞めてまで江差に戻ってくることもあるほどなんです。
このお祭りの最大の特徴は、写真にもある通り、13台の豪華絢爛な山車(江差では「だし」ではなく「やま」と呼びます。)です。中には文化財級の飾り付けが施されている山車もある程。
また、それぞれの山車の上で、周りで子どもたちや若者たちが奏でるお囃子もそれぞれ異なるため、観客は目だけでなく耳でも楽しめます。
さらに、ほとんどの山車の最上部には守り神的な役割を持つ人形が安置されています。この人形にも注目しましょう。
時代や役割は様々ですが、日本史上で有名な武将などの人形が山車の上に据え付けられているのです。
奇しくも、昨今は歴史に興味を持つ方々が増えてきているそうですね。
歴史スポット巡りの一環として、名所旧跡巡りだけでなく、この姥神大神宮渡御祭渡御祭をご覧になってみてはいかがでしょうか。
◆イベント概要はこちら (江差町役場HP内)
http://www.hokkaido-esashi.jp/modules/topics/index.php?page=article&storyid=224
http://www.hokkaido-esashi.jp/modules/sightseeing/content0028.html
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