旬感・千年北海道

青函トンネルを抜けて広がる、北の9都な物語

『松前城下時代まつり』にマイバイクで参加してきました

『松前城下時代まつり』にマイバイクで参加してきました

【訪問記2013/8/13】
武士の鎧を着たままバイクにまたがり一般道を走れるという、他では体験できないイベントに行って来ました。朝、松前藩屋敷に集合すると、まずくじ引きがあります。どの種類の鎧を着るのか選ぶためです。鎧は一種類ではなく、足軽から大将クラスまで大まかに分けて3種類程があり、私は先鋒役の全身黒づくめの鎧に当たりました。くじで公平に選ぶので、毎年参加し続けても大将になったことのない人がいるそうです。まさに運次第ですね。ただし、総大将になってしまうと、格好は良いですがちょっと面倒な役目もセットで付いてきます。それは町内を巡っていて停車したポイントで、交通安全の宣言文を読み上げるという役目です。この行列は単に仮装して走行するだけではなく、町の隅々にまで交通安全の意識向上を呼び掛けるものでもあるのです。 鎧を着てみると、さすがに重いですが、動けないほどではありません。ただ、暑さがこたえます。北海道とは言え、道南の夏は結構暑いんですよね。バイクが走り出すと気持ち良い風を感じて涼しくなりますが、停車ポイントでは暑さが再び襲ってきます。この停車ポイントは松前町内の町内会ごとなので、かなりの数があり、全部巡るとさすがに時間が掛かります。全行程が終わった頃は夕暮れ時でした。 夕闇が迫る中、松前城の城下通りに集結し、ここから最高に盛り上がるプログラムが始まります。よさこいソーランで城下通りが盛り上がった次に、バイク武者のパレードが始まるのです。それも2人ずつで。どのバイク乗りも多かれ少なかれ自分のバイクの勇姿を見てもらいたいという欲求があるので、城下通りの左右を埋め尽くした観客の中をパレード走行するとなるとテンションが上がります。もちろん、ゼロヨンダッシュをしては一瞬で観客の前を通り越してしまいますので、各々が手を振って愛想を振りまいたり、アクセルを吹かしたりして、観客をさらに盛り上げます。 パレードが終わった後は振る舞いの手作りカレーライスを頂いて終了です。このイベントには関西や沖縄など全国から参加者が集まるそうですが、鎧の数は限られています。毎年参加するリピーターも多いので、我こそはと思う人はお早目に申し込むのが吉でしょう。

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