旬感・千年北海道

青函トンネルを抜けて広がる、北の9都な物語

『佐女川神社』で「寒中みそぎ」の昔話を聞いて来ました

『佐女川神社』で「寒中みそぎ」の昔話を聞いて来ました

【訪問日:2013/12/24】
木古内町には1831年から続く伝統神事「みそぎ祭」があり、そのみそぎ祭の舞台となる佐女川神社へ行ってきました。「みそぎ祭」は1月13日から「行修者」と呼ばれる四人の青年が昼夜問わず「水ごり」の鍛錬を積み、1月15日に神社の四体のご神体を海で潔め、町の豊漁豊作を祈る神事。みそぎ祭について野村宮司様にお話を伺いました。現在、野村家が宮司を務めて3代目。野村さんが宮司様になった時は、今の「みそぎ祭」の形で執り行われていたんだけれども、変遷はかなりあったそう。その昔、佐女川で水ごりをしていた頃は凍った川を割り、その水で水ごりをしていたので、体中氷の欠片で傷つきながら鍛錬を積んでいたそう。そんな厳しい神事がこんなに長く続くとは。野村宮司様は、やはりこの神事を続けられるのは行修者を務める青年が毎年いること。それだけ木古内町にとって大切な、絶やしてはならない神事。この神事は守っていかなくてはならないと語ってくれました。

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