旬感・千年北海道

青函トンネルを抜けて広がる、北の9都な物語

『勝軍山 八十八ヶ所霊場巡り』をのんびり歩いて廻りました

『勝軍山 八十八ヶ所霊場巡り』をのんびり歩いて廻りました

【訪問日2013/7/10】
標高215mで、1時間30分~2時間ほどで一周でき、ショートカットコースも2つあり、1kmコースと1.5kmコースがあります。

自然ガイドさんの案内で歩き始めるとすぐに「同行二人橋」と書かれた橋があり、弘法大師さまと一緒に歩くことになります。橋を渡ると仏像が並び始めますが、まだ八十八体には含まれないのでご注意。八十八体の仏像にはちゃんと看板が付いています。道々でガイドさんが立ち止まり、コース脇に生えている植物を分かりやすく説明してくれるとハイキングの楽しみが増えますね。

 ひとしきり登ると「一休小屋」が見えてきます。綺麗に手入れされた休憩所で、付近には山桑の実があり、甘酸っぱい味が口の中に広がりますが、同時に口の中が毒々しい赤に染まります。コースはアップダウンを繰り返し、次第に標高を稼いでいきます。その途中で、ガイドさんがひっきりなしに植物を説明してくれるので、飽きることはありません。 しばらくするとコースが尾根伝いになり、勝軍山頂上と記されたやや広い場所に出ます。昔はここに阿吽寺の奥の院があったそうです。「勝軍山」の名前の由来となった「勝軍地蔵」もあります。大きな岩もあり、岩の裏側に何やら下駄の足跡らしきものが。何とこれは「弁慶」の足跡なんだそうです。松前にはあちこちに義経伝説が残されていますが、ここもその一つなんですね。 コースは植物が生い茂る中なので、あまり展望は良くありませんが、時折見渡しが良いところに出ます。松前城や白神岬を普段と違う角度から眺められます。

松尾芭蕉の句碑が残る芭蕉塚や巨大な立ち不動に出会ったらコースも終盤。仏像の番号を数えるのもあと少しになってきます。阿吽寺の末寺だった種月寺跡地に出たら、ゴール目前。ここはオオウバユリが多く生えているので、花の季節は幻想的な景色になりそうです。 スタート地点の駐車場に戻ってきて、やっとゴール。植物を見るために頻繁に立ち止まっても2時間強。アップダウンが多いので、頂上の標高の割には十分楽しめるハイキングコースです。

紹介ページはこちら

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