2018年2月に運行した観光バス『旬感・千年北海道 冬の江差号・松前号』が、今冬も内容をリニューアルして開催されます。
その前に、ツアー内容をチェックするために関係者間で行なったテスト運行に同乗してきました。2月のツアー本番へご参加を検討される際の判断材料としてもらえればと思います。
ただし、今回ご紹介するのは、都合により、2コース(日本海側と津軽海峡側)ある内の日本海側コースのみとなります。
また、今回紹介する内容は「テスト運行」であるため、ツアー本番とは細部が異なる可能性があることをご了承願います。
【目次】
集合場所
集合&出発は恒例のJR函館駅。
ちなみに終着地点もここJR函館駅です。なので、函館市内で連泊していて、その内の1日は函館以外を見て回りたいという人にこのツアーは向いているでしょう。
▼ 車中ではバスガイドさんが今回の旅に関する豊富な知識を披露してくれる他、合間合間に北海道全域の観光情報なども紹介してくれました。
第1スポット「道の駅 みそぎの郷 きこない」
函館駅を出発して1時間程。最初に降り立つのは木古内駅の駅前にある「道の駅 みそぎの郷 きこない」。
ここに立ち寄る理由は、ここの特長である豊富なおみやげ品や、行列する塩パン、トイレ休憩などもありますが、最大の理由は北海道新幹線との接続です。
ここが北海道新幹線&道南いさりび鉄道の木古内前に位置するということから、新幹線で本州方面から青函トンネルを抜けてお越しのお客様と待ち合わせをするのにピッタリなのです。
東京駅を6:45に出発して、仙台駅(8:06)や新青森駅(9:51)などを経て、10:45に木古内駅へ到着する「はやぶさ1号」と待ち合わせです。
そのため、このツアーは函館を朝に出発するツアーではあるものの、首都圏や東北地方からも合流することができるというメリットがあるのです。
また、最後にも改めて述べますが、最後に解散となるのが函館駅16:40頃なので、その日の内に新幹線で東京駅まで戻ることもできます。
まさに「北海道日帰りツアー」ですね。
第2スポット「道の駅 上ノ国 もんじゅ」
津軽海峡沿いの木古内から山あいの道を進むこと1時間程。日本海沿いの上ノ国町にある「道の駅 上ノ国(かみのくに)もんじゅ」に到着しました。
ちょうどお昼時なので、レストランフロアで早速ランチです。
▼ 建物が日本海に面した崖沿いにあるため、とても眺望が良いのが特長です。
ここ「道の駅上ノ国もんじゅ」のレストランで人気の「てっくい」(ヒラメ)の天ぷらや、「タチ」(タラの白子)など、地元産の魚介類中心のメニューでした。
▼ おみやげ品売場のあるフロアも日本海に面していて、こちらも絶景の中でお買い物できます。
道の駅の紹介ばかりでしたが(笑)、ここ上ノ国はツアーのタイトルにある「幕末ロマン」に関わる場所でもあります。
と言うか、正確には幕末の前の時代でしょうか。
戊辰戦争の一部である箱館戦争に大きく関わってくるのが松前藩ですが、松前藩の祖先がここ上ノ国から歴史に登場するのです。
その辺りの解説はバスガイドさんが車中から見える地形に合わせて説明してくれるので、その時を楽しみにしましょう。
第3スポット「開陽丸記念館」
バスは上ノ国の北隣り、江差に向かいます。
▼ 江差には幕末スポットがいくつもありますが、代表的なものがここ「開陽丸」です。
この開陽丸はまさに「幕末ロマン」のカタマリでしょう。
当時最新鋭の戦艦である開陽丸が榎本武揚らと共に江戸を脱走し、五稜郭を拠点とする土方歳三らの旧幕府軍に合流したことで、官軍との戦いが一気に有利に進むと思いきや、江差のかもめ島近くで沈没してしまいました。
その後、昭和40年代から本格した引き揚げプロジェクトの成果が、この復元された開陽丸の内部に展示されています。
▼ 展示品それぞれの背景に至るまでガイドさんがマニアックに解説してくれます。
それにしてもガイドさんのマニアックな説明ぶりには驚かされました。
砲弾の形状の違いによる威力や射程まで言及してくれますからね。
歴史だけでなく、ミリタリー分野に興味がある人も楽しめることでしょう。
▼ 甲板に出てみました。かなり吹雪いていましたが、これこそ開陽丸を座礁沈没させた江差の気候かもしれませんね。
▼ 開陽丸見学に続いて、「海の駅えさし」内のお土産品店「ぷらっと江差」でお買い物タイム
このお店は江差ならではの商品をほぼ網羅しているので、おみやげ探しにピッタリでしょう。
▼ 江差が北前船交易で栄えた頃の街並みを再現した「いにしえ街道」を通りつつ、江差を後にしてお隣の乙部(おとべ)へ向かいます。
第4スポット「乙部ビール醸造所」
▼ 到着したのはまだ看板も取り付けられていない準備中の建物でした。
乙部町は、町内のあちこちで天然水(命の水)を自由に汲めることでも知られています。
その天然水を使ったビールの醸造が、ここ「乙部追分ブリューイング」で今秋から始まっていたのです。
また、ビールの原料となるホッブは一部に乙部産も使っているとのこと。
新しい地ビールの誕生ですね。
試飲してみると甘いジュースのよう。
それは訪れたタイミングが理由でした。たまたま醸造が始まって早い段階で試飲させてもらったということです。
さらに、IPAなど数種類のビールをスケジュールを組んで醸造しているため、試飲できるのが毎回異なるビールになる可能性もあります。
ちなみに、早い醸造段階とは言え、少しアルコールが含まれています。
アルコールを気にせず飲めるのは、バスツアーならではの特典ですね!
醸造所のスタッフさんに聞いてみると...
「2019年春、石焼きのピザ窯を備えた飲食店としてオープンする予定」とのこと。
つまり、お洒落な作りのお店で、ビール醸造の様子を見学しながら、ピザを片手に乙部ビールをたらふく飲むことができる!
ご当地食材を使ったビールとピザ。春のオープンが待ち遠しいですねぇ。
▼ おみやげに乙部町産の天然水をもらって次の目的地へ向かいます。
第5スポット「道の駅 あっさぶ」
この道の駅は、道南エリア屈指の農業王国である厚沢部町に位置するだけあって、付近の農家さん達が毎朝納品する豊富な野菜類が人気を集めています。
▼ 冬真っ最中なのに地元産の葉物野菜があるのには驚きました。
▼ 到着すると早速、特典その1、厚沢部産の焼酎「喜多里(きたさと)」の試飲!
クセの少ない味わいで飲みやすいです。
つくづくバスツアーで良かったと思える瞬間ですね。自家用車ですとそうはいきませんから(笑)
▼ 引き続いて特典その2、厚沢部産のメークインコロッケがふるまわれました。
厚沢部町は日本で最初にメークインという品種のじゃがいも栽培が始まったことで知られています。
そのメークインを使ったコロッケがこの道の駅の名物なのです。
そして厚沢部町を最後に一路函館へ向かいます。
16:17発の東京行き北海道新幹線に乗車する人がいる場合は、バスがこの新函館北斗駅に立ち寄ってくれます。
この新幹線に乗ると、新青森に17:22、仙台に18:57、東京に20:32着と日帰りできるのです。
実は筆者もこの新幹線に乗るため、一足先にバスを降りました。
行き先は東京ではなく、お隣りの木古内駅までわずか13分間の乗車でしたが(笑)
そしてバスは16:40頃、JR函館駅に到着して現地解散となります。
函館に宿をとっている方の場合は、函館山の夜景を見に行ったり、飲みに繰り出したりするのも良いかもしれませんね。
最後に
以上、観光バス「幕末ロマン&北の日本海の恵み旅!」テスト乗車の旅行記でした。
もう一つのコース、津軽海峡側を巡る「北の味覚!海の幸欲張り旅!」には残念ながら乗車できませんでしたが、函館駅に朝集合して夕方解散するという流れは同じです。
こちらのページに掲載されている2コースの概要をご覧になって頂き、お好みのコースを選んでもらえればと思います。
もちろん両方のコースに参加されるの大歓迎です(笑)
日程が異なりますので、両方参加できますしね。
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※本ページ記載の情報は取材時点のものです。