旬感・千年北海道

青函トンネルを抜けて広がる、北の9都な物語

『皐月蔵 チャミセ』は地域の人々の思いが詰まった素敵な空間でした

『皐月蔵 チャミセ』は地域の人々の思いが詰まった素敵な空間でした

【訪問日2014/7/2】
「チャミセ皐月蔵」に行ってきました。こちらのカフェは江差町の「土蔵」の活用プロジェクトの一環で生まれたもの。直営アンテナカフェ&ギャラリー展示という新しい形態のカフェ。プロジェクト中心メンバーの室谷さんにお話を聞きました。室谷さんはこのカフェを人と人との繋がりを深める交流拠点にしたいと思っていて、江差町以外の方がこのカフェのシェフとして自分の地域の自慢の料理を提供したり、交流するイベントを考えているそう。江差町の皆さんの思いが詰まった店内は、素敵な交流が生まれること間違いなし。

そしてこのカフェで注目したいのが「お吸物ケイラン膳」。北前船の交流文化を象徴する郷土食で、プロジェクトの女性メンバーが中心となり調理した力作。餡を餅生地で包んで鶏卵の形に見立てた餅菓子を昆布と鰹と干し椎茸の出汁で食べるもので、秋田・青森ではお祝いや法事の席で供されるそう。甘味と塩味の融合に、食べ慣れていない方にも食べやすいように味付けするのに苦労したそうです。では、いただきます。初めて食べましたが、美味しい!甘味と塩味がほどよく混ざり合い、北前文化を感じることができる一品です。他にもコーヒーやスイーツなどもあり、ほっと一息つきに行きたくなるカフェです。ギャラリーの併設もしているので、見学のみの入店もできます。

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