旬感・千年北海道

青函トンネルを抜けて広がる、北の9都な物語

『みそぎの舞』の開発秘話を伺いました

『みそぎの舞』の開発秘話を伺いました

【訪問日2013/12/18】
木古内町民が愛してやまない「みそぎの舞」の秘密を知るべく、木古内町酒販組合会長の東出さんにお話を伺いました。東出さんは、木古内町に地酒を作りたいと考え、立ち上がったお一人。とは言っても、地酒を作るというのは簡単なことではありません。原料米、蔵元の選定には非常に苦労したそうです。東出さんはたくさんの試作品を飲み悩んだそうです。

苦労を重ね「みそぎの舞」の味が出来上がった時、原料米の「ほのか224」が生産中止になってしまうという事態が起こったそうです。せっかく美味しくできたお酒を、地酒にしたいと強く思った東出さんは、親戚の農家さんに生産継続を頼み込みました。手間がかかり、収益も低い「ほのか224」をつくることに初めは難色を示していた農家さんも、東出さんの熱意に押されて続行を決意。こうして1人の酒屋と1人の農家の思いにより「みそぎの舞」は生き残ることになったのです。しかしながら農家1軒の原料で作るお酒は数に限りがあり、年間わずか6,000本。この貴重なお酒を木古内町民は大切に味わっています。町民の想いのこもったまろやかで口あたりが良く、さらりと飲める酒。今夜もいい酔いが得られそうです。

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