旬感・千年北海道

青函トンネルを抜けて広がる、北の9都な物語

『琥珀の垂飾づくり体験』 削りまくりで達成感あります

『琥珀の垂飾づくり体験』 削りまくりで達成感あります

【訪問日:2013/9/4】
知内町郷土資料館の体験メニューである「琥珀の垂飾づくり体験」をしてきました。知内町の道の駅近くから発見された、約1万4千年前、旧石器時代の墓跡から発掘された副葬品の内の一つに、琥珀製の垂飾(すいしょく)があります。ペンダントの飾り部分ですね。勾玉とも言います。この体験メニューでは、そのペンダントを自ら手作りしてみようというもので、粗く削り出された琥珀の塊をひたすら削って、世界で一つだけのオリジナルペンダントを出来上がるそうです。体験キットに付属の説明書と優しい学芸員さんの解説を聞きながら作業開始。ただ今13時半。まずは荒い目の紙やすりに石をひたすら擦り付け、石表面の角張った部分や傷を消していきます。手が疲れてきた頃、学芸員さんにチェックしてもらうと、そろそろ良いでしょうと言われました。次は目の細かい紙やすりです。再び削り続けます。表面がツルツルになったら、最後の行程は布に白い研磨剤を垂らして、その上で石を擦ります。石のツルツル度合いが急激に上がってくるので、やる気が出ますね。もういいだろう、と思うまで擦ると、石はピカピカになり、背後が透けて見える位になりました。付属のヒモを穴に通してペンダントの出来上がりです。今回は3人で挑戦しましたが、石の色合いがそれぞれ違っているため、全く違う石の種類みたいになりました。ふと時計を見ると16時過ぎ。かなり集中していたのであっという間の2時間半でした。

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