旬感・千年北海道

青函トンネルを抜けて広がる、北の9都な物語

『園 珈琲店』で海を眺めながらゆったりしてきました

『園 珈琲店』で海を眺めながらゆったりしてきました

【訪問日2014/5/29】
海沿いに建つお店。もしかしてオーシャンビューの喫茶店なのかと思い、お邪魔して来ました。お店に入ると、穏やかなクラシックのBGMが流れる店内には、予想通り津軽海峡が目前に迫って来ます。木目調の色味で統一された店内には暖炉が配され、海を眺めながらコーヒーをゆったりと楽しむには最適な雰囲気です。

メニューを見ると、何と、コーヒーの豆の量を3種類から選べるようになっています。オーダーすると、マスターは豆を挽くところから始めました。こだわってますね、と声を掛けると、「挽いてから30分もすると酸化しちゃうからね」とマスターの桧森さん。コーヒーにはしっかりとしたコクがあります。マスターによると、毎回砂糖を入れていたお客様が、このコーヒーだと砂糖が必要でなくなったこともあるんだそうです。優しい味ということなのでしょうか。

コーヒーの他に、カニのクリームパスタをオーダー。紅ズワイガニを加えたパスタも優しい味で、これで600円(※取材時の価格)なら安いかも。

マスターに他のおススメを聞いてみると、コーヒーと一緒にサンドイッチトーストセットを頼む方が多いそうです。地元木古内町の北じま製パンのパンを使用したサンドイッチとトースト、ドリンクのセットで、甘いジャムやスパイスなど、味のバリエーションが楽しめるセット。一緒に頼んだシアトルフレーバー・ド・アイスカフェは、アメリカ産のシロップを乗せたアイスコーヒーで、苦みをあえて残した大人の風味でした。

ここで突然、マスターが白身魚の唐揚げを出してくれました。常連さんへのサービスなんだそうです。それも釣り船を持っている実家で、今朝釣れたばかりのマコガレイ。マコガレイと言ったらお造りのイメージを持っていましたが、唐揚げは香ばしさが加わり、思わずお酒が飲みたくなるお味で、良い魚が釣れないと出せないので、今日はラッキーでした。「大きいマコガレイは刺身にするけど、皮を唐揚げにすると絶品なんだよ。骨は二度揚げしてもいいし」、と嬉しそうに語るマスター。どちらかと言うと寡黙な雰囲気のマスターでしたが、海と釣りがお好きなんですね。

また、普段の開店時間は9:00~ですが、毎日ではないもののほとんどの日はお母さんが7:30からお店を開けているそうです。モーニングを味わうことができる貴重なお店です。

紹介ページはこちら

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