旬感・千年北海道

青函トンネルを抜けて広がる、北の9都な物語

『きこりろ』はお役立ち情報盛りだくさん

『きこりろ』はお役立ち情報盛りだくさん

【訪問記:2014/7/24】
お昼前頃、取材にお邪魔しました。するとゆっくり話す間もなく、お客様が次々と来店されます。農家直営ならではのお値段や新鮮さが評価されてリピート客が付いているのだそうです。中には、遠く函館市や七飯町からも週1回訪れるそう。特に七飯町は農産物は木古内町より全然多いと聞いていたから不思議でしたが、きこりろの品ぞろえと新鮮さが地元で買うより良いのだそうです。ちなみに「きこりろ」と言う名前は、町名の”木古内”と、その語源であるアイヌ語の”リロナイ”をミックスさせてできた店名です。
このお店は、JA女性部のお姉様たちが家庭菜園的に栽培している野菜などを持ち寄って販売しているので、木古内町内で盛んに栽培されているトマトやほうれん草ばかり陳列されているということはなく、ズッキーニやアスパラ、きゅうりや玉ねぎなど、季節に応じた様々な品種が並びます。他には、木古内のご当地食材「はこだて和牛」のステーキ肉や、お盆には仏花も。来店されたお客様とのやり取りを見ていると、お客様「ズッキーニが色々あるけど、どれがいいの?」→店員「実は小振りのものが美味しいのよ」とか、店員「ここのきゅうりは柔らかい割には歯応えがあっていいよ」などと、農産物をよく知っている立場からのアドバイスが聞こえてきました。こういったやり取りがお客様に好評なんですね。
逆にお客様から教えてもらうこともあるそうです。店員「減農薬で育ててるから虫が付いてるかも」→お客様「平気平気。塩水に漬けてから湯がくと大丈夫」と教わったことも。すると店員が別の客様にこの手法を伝えるので、良い情報が伝播するという次第です。
農家さんが店員を兼ねているので、お客様のニーズが伝わりやすいのも特長の一つ。お客様から勉強して、様々な野菜を作りたいとのこと。皆様もぜひ店員と積極的に会話して、双方に役立つ情報交換をしてみて下さいね。

紹介ページはこちら

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